◆スクリプトとブロックの種類


画面の中央のブロックパレットの中を見てみましょう。
上のタブで「スクリプト」「コスチューム」「音」をきりかえてつかいますが、コスチュームと音はスプライトによって違います。また、自分で作成もできます。

まず、様々な種類のプログラムのブロックがある、スクリプトの中を解説します。

◆ブロックの分類


プログラムのブロックは、種類ごとに分けられています。
その分類は、全部で10あります。

 ① 動き
 ② イベント
 ③ 見た目
 ④ 制御(せいぎょ)
 ⑤ 音
 ⑥ 調べる
 ⑦ ペン
 ⑧ 演算(えんざん)
 ⑨ データ
 ⑩ その他

◆ブロックの種類


それでは、①から⑩の分類の中のブロックを見てみましょう。

① 動き

動きのブロックは、全部で17種類あり、スプライトを動かすためのプログラムです。
スプライトをいろんなところに動かしたり、回転させたりします。また、スプライトの最初にスタート位置の指定したりもします。

※白い部分は、好きな数字や両側が円いブロックを入れます。
※リストは、▼で他の条件に変えられます。


ブロックの種類

実行された時の動き
スプライト(キャラクター)が向いている方向に、指定した歩数を動かします。歩数は、座標の数字と同じで、例えば10歩だと、座標が+10動きます。斜めを向いている場合も斜めに動きます。
右回りに指定した角度を回します。
右回りに指定した角度を回します。
指定した角度の方向に向きなおします。
マウスポインターがある方向に向きなおします。
の位置を座標で指定します。
移動は、指定した座標へパッと移動します。
マウスポインターがあるところにパッと移動します。他にランダムな場所もリストにあります。
スプライトの位置を座標で指定します。⑥とは違い、指定した秒数で直線状に移動していきます。
指定した数字分、X座標を変えます。
X座標を指定した数字に変えます。
指定した数字分、Y座標を変えます。
Y座標を指定した数字に変えます。
スプライトが端についたら、180度回転して、反対方向に移動します。180度回転するので、上下が逆になります。
回転方法を指定します。「左右のみ」「回転しない」「自由に回転」の3種類があります。
スプライトのX座標の数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
X座標は、-240から240までで、真ん中が0です。
スプライトのY座標の数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
Y座標は、-180から180までで、真ん中が0です。
スプライトの向き(角度)の数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
向きは、真上が0で真下が180(-180)です。右回りに0から180で、左周りに0から-180です。


② イベント

イベントのブロックは、全部で8種類あり、イベントというだけあり、プログラムをスタートさせたり、ほかのスプライトにメッセージをおくるためのプログラムです。
メッセージは、何かキーを押したときにメッセージを送り、ほかのスプライトがそのメッセージを受け取るという感じで使います。
通常のブロックは上にくぼみがあり、下にでっぱりがあり、レゴのようにつなげますが、
上が円いブロックは、スクリプトの一番最初(一番上)に置きます。

※白い部分は、好きな数字や両側が円いブロックを入れます。
※リストは、▼で他の条件に変えられます。


ブロックの種類

実行された時の動き
ステージの右上にある緑のハタをクリックするとスクリプトがスタートします。
キーをしたらスクリプトがスタートします。たとえば、右→キーを押したらスプライト(キャラクター)を右に動かしたり、スペースキーを押したら、玉を発射するみたいな、メッセージを送り別のスプライトを動かしたりします。
いろんなキーを▼で選択できます。
スプライトがクリックすると、スクリプトがスタートします。
背景が指定した背景になると、スクリプトがスタートします。
音量が指定した音量を超えた場合に、スクリプトがスタートします。
音量のほかに、タイマー、ビデオモーションがあります。
メッセージを受け取ったとき、スクリプトがスタートします。
他のスクリプトへメッセージを送ります。
⑦と同じく、他のスクリプトへメッセージを送りますが、送られた側のスクリプトが終わるまで待ち、送られた側のプログラムが終わると、プログラムが再開します。


③ 見た目

見た目のブロックは、全部で19種類あり、見た目の色や大きさ、また、吹き出しでことばを表示するプログラムです。
メッセージは、何かキーを押したときにメッセージを送り、ほかのスプライトがそのメッセージを受け取るという感じで使います。
通常のブロックは上にくぼみがあり、下にでっぱりがあり、レゴのようにつなげますが、
上が円いブロックは、スクリプトの一番最初(一番上)に置きます。

※白い部分は、好きな文字や数字、また、両側が円いブロックを入れます。
※リストは、▼で他の条件に変えられます。


ブロックの種類

実行された時の動き
入力した文字を、吹き出しで指定した秒数表示します。指定した秒数が過ぎると、吹き出しは消えます。
入力した文字を、吹き出しで表示します。言う又は考えるのブロックが来るまで、吹き出しは表示されたままとなります。
入力した文字を、吹き出しで指定した秒数表示します。指定した秒数が過ぎると、吹き出しは消えます。
※言うとの違いは、吹き出しの形です。何か考えているような、もくもくした感じの吹き出しです。
入力した文字を、吹き出しで表示します。言う又は考えるのブロックが来るまで、吹き出しは表示されたままとなります。
※言うとの違いは、吹き出しの形です。何か考えているような、もくもくした感じの吹き出しです。
スプライトを表示します。
スプライトを隠します。(非表示にする)
スプライトには、コスチュームとして、色違いや少し形が違うものが用意されています。それを、指定したコスチュームに切り替えることができます。
コスチュームを次のものに変えます。
背景を、指定した背景や、次の背景、前の背景へ変えます。
色などの効果を指定の数字だけ変えます。
よく使うのは、色ですが、色の効果は、0から200までで、200で元の色に戻ります。200をこえても、200の繰り返しの効果になり、例えば400も600も800も同じ色になります。
色などの効果を指定した数字にします。
色の効果は、0がオレンジ、30で黄色、60で緑、60で青、120でむらさき、180で赤、200で元のオレンジに戻ります。
効果をリセットします。
大きさを指定した数字の分だけ変えます。例えば10だと+10%
基準は元の大きさで、110%になり、さらに10だと、120%になるという感じです。
大きさを指定した%の大きさに変えます。
スプライトを前に出します。前に出すとは、スプライトが重なっているときに上に表示することを前に出すと言います。
⑮の逆で、スプライトを下に表示します。
コスチュームの番号を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
背景の名前を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
大きさの数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。


④ 制御(せいぎょ)

制御のブロックは、全部で11種類あり、プログラムの進み方を指定することが出来るプログラムです。

※白い部分は、好きな数字や両側が円いブロックを入れます。
※ひし形部分には条件のブロック(両側がとがっているブロック)を入れます。


ブロックの種類

実行された時の動き
このブロックのところでプログラムを1秒止めます。
コの字方の中に入れたプログラムを指定した数字の回数だけ繰り返します。たとえば、10歩動くのブロックを入れた場合は、10歩を10回繰り返し、合計100歩動きます。コの字方のタテの長さは、ブロックの数のあわせ自動で伸びていきます。
コの字方の中に入れたプログラムをずっと繰り返します。
「もし~なら」の中に条件のブロックを入れます。たとえば、上↑キーが押されたら上に10動かすなど、条件にあった場合に何かさせるときに使います。
⑥と上半分は同じですが、「でなければ」が下半分にあります。「もし~なら」の条件の会えば上半分に入れたブロックを、条件に合わなければ下側に入れたブロックを実行します。
条件に入れたブロックになるまで待ちます。
コの字方の中に入れたプログラムを指定した条件に合うまで繰り返します。
すべてを止めたりする最後のブロックです。
下にでっぱりがないブロックのため、最後に置くブロックです。
次の⑨のクローンをつくるで作られたクローンのプログラムを指定する最初のブロックです。クローンとは、複製(コピー)のことで、同じスプライトが作られます。
スプライトのクローンを作ります。自分自身とスプライトを指定してクローンを作ります。
複製されたクローンを削除します。
下にでっぱりがないブロックのため、最後に置くブロックです。


⑤ 音

音のブロックは、全部で13種類あり、音に関するプログラムです。

※白い部分は、好きな数字や両側が円いブロックを入れます。


ブロックの種類

実行された時の動き
えらんだ音を鳴らします。音が終わらなくても、次のブロックに進みます。
ニャーの部分はスプライトによって変わります。そのほか、録音した音もならせます。
①と同じですが、音が終わるまで待ってから次のブロックに進みます。
すべての音を止めます。
▼の部分で指定したドラムの音を指定した拍数鳴らします。
▼の部分は、1:スネアドラム、2:バスドラムなど1から18まで、18種類あります。
指定した拍数だけ休みます。
▼の部分で指定した音符の音を指定した拍数鳴らします。
▼の部分は、クリックすると、ピアノのけんばんが表示され選びます。60:真ん中のド、46:低いド、72:高いドなどあります。
▼の部分で指定した楽器に変更します。
▼の部分は、1:ピアノ、2:電子ピアノ、3:オルガンなど1から1まで、18種類あります。
音を指定した数字の分だけ変えます。例えば10だと+10%
基準は元の大きさで、110%になり、さらに10だと、120%になるという感じです。
音を指定した%の大きさに変えます。
音量の数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
テンポを指定した数字ぶんずつ変えます。
テンポを指定した数字に変えます。
テンポの数字を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。


⑥ 調べる

調べるのブロックは、全部で20種類あり、調べるというだけあり、様々な数値や条件を指定するプログラムです。
両側がとがったブロックや円いブロックは、他のブロックにはめ込んで使います。

※白い部分は、好きな文字や数字、また、両側が円いブロックを入れます。
※リストは、▼で他の条件に変えられます。


ブロックの種類

実行された時の動き
条件のブロックで、▼で指定した物に触れた時という条件。
▼の部分には、マウスポインター、端、ほかのスプライトを指定できます。たとえば、制御にある「もし~なら」の部分に、はめ込むと、「もし マウスポインターに触れた なら」とのなり、間に「10歩動かす」を入れると、マウスポインターに触れると10歩動くのように使います。
①と同じで、条件が色となります。
色の部分に、両側が円いブロックを入れることができます。
色の変え方は、色のところをクリックし、変えたい色を画面上でクリックします。
①と同じですが、条件が2つになり、指定した2色が触れた(重なった)時という条件となります。
色の部分に、両側が円いブロックを入れることができます。
色の変え方は、色のところをクリックし、変えたい色を画面上でクリックします。
▼で指定した物までの距離の数値を取得します。
マウスポインターとほかのスプライトを指定できます。
白い部分に入力された文章を表示し、答えを入力する窓が表示され答えが入力されるまで待ちます。
⑤で入力された答えとなります。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
条件のブロックで、▼で指定したキーが押された時という条件。
▼にはスペースや上向き矢印などあり、上向き矢印をおしたらスプライトを上に動かすなどのように制御(せいぎょ)などと合わせて使います。
条件のブロックで、マウスが押されたときという条件。
マウスのX座標の数値を取得します。
マウスのY座標の数値を取得します。
音量の数値を取得します。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
ビデオに指定した条件の数値を取得します。
ビデオを、「入」「切」「左右反転」にします。
ビデオの透明度を%で指定します。%が大きいほど、うすい感じになります。
経過時間を取得します。0.1秒単位まで表します。
⑯でリセットすると、0からスタートします。
タイマーをリセットします。
ステージの背景や、スプライトの座標など指定した数値を取得します。
現在の時間を取得します。年、月、日、曜日、時、分、秒があります。
2000年からの日数を取得します。
閲覧しているユーザー名を取得します。


⑦ ペン

ペンのブロックは、全部で11種類あり、いろいろな色で線を書いたりするためのプログラムです。

※白い部分は、好きな数字や両側が円いブロックを入れます。


ブロックの種類

実行された時の動き
ペンで書かれた線やスタンプをすべて消します。
スプライトと同じ画像を、スプライトと同じ場所にそのままコピー(スタンプ)します。
スプライトがいる位置でペンを下して、色を書き始めます。動かなくても円い点は書きます。ペンを太くすれば大きな円を書けます。
ペンを上げ、書くのを終了します。
ペンの色を指定した色に変えます。
色の部分に、両側が円いブロックを入れることができます。
色の変え方は、色のところをクリックし、変えたい色を画面上でクリックします。
色を指定の数字だけ変えます。
色は、0から200までで、200で元の色に戻ります。200をこえても、200の繰り返しになり、例えば400も600も800も同じ色になります。
色を指定の数字の色に変えます。
ペンの濃さを指定します。0が一番濃く(暗く)、100で一番薄く(明るく)なります。100を超えると200までで、0から100とは逆にだんだん濃くなり200でもとの0と同じ一番濃く(暗く)なります。
ペンの濃さを指定の濃さにします。
ペンの太さを指定の数字ずつ変えます。ペンの太さは1から255までです。
ペンの太さを指定の太さに変えます。


⑧ 演算(えんざん)

演算のブロックは、全部で17種類あり、計算や乱数、かつやまたはなどの条件指定することが出来るプログラムです。

※白い部分は、好きな数字や文字、両側が円いブロックを入れます。
※ひし形部分には条件のブロック(両側がとがっているブロック)を入れます。


ブロックの種類

実行された時の動き
○の部分を足した値。
○の部分を引いた値。
○の部分をかけた値。
ちなみに、プログラム上でかけるは、「×」ではなく「*」で表します。
○の部分を割った値。
ちなみに、プログラム上で割るは、「÷」ではなく「/」で表します。
指定した数字の間で、乱数(ランダムな数字)を作ります。
条件のブロックで、左のほうが右より小さいという条件。
条件のブロックで、左と右が同じという条件。
条件のブロックで、左のほうが右より大きいという条件。
左の条件、かつ、右の条件に合う場合。両方の条件に合う場合のこと。
左の条件、または、右の条件に合う場合。どちらかの条件に合う場合のこと。
条件ではない場合。条件に合わない場合のこと。
左と右をつなげたことばや数字にします。たとえば左の⑫をそのまま実行すると「hello world」となります。また、左が10で右が20だと「1020」となります。
四角の文章の指定した番目の文字を取得します。
四角の文章の文字の数を取得します。
左を右で割ったときのあまりの数字を取得します。
指定した数字を四捨五入した数字を取得します。
丸の数字を▼で選んだ計算をします。平方根のほかに、切り上げや切り下げ、sin、cosなどがあります。


⑨ データ

データやリストを新しく作ります。最初が上の表の状態で何もありませんが、作成すると下の表の状態になります。「得点」という変数と、「ボックス」というリストを1つずつ作成した状態です。変数やリストは、いくつも作ることができ、名前は自分で入力して決めます。

※白い部分は、好きな数字や文字、両側が円いブロックを入れます。
※▼の部分はリストから選びます。


ブロックの種類

実行された時の動き
変数を作る場合に、クリックします。クリックすると名前の入力画面になり、名前を入力し実行すると、下の表の上の状態になります。例は、名前を「得点」にした変数です。
変数は、何かを攻撃したら点数を加えるとか、何かにあたるとHP(ヒットポイント)を減らすとか、いろいろな使い方があります。
リストを作る場合に、クリックします。クリックすると名前の入力画面になり、名前を入力し実行すると、下の表の下の状態になります。例は、名前を「ボックス」にしたリストです。
リストは、数や文字をしまったり取り出したり出来る引出のようなものです。引出の数も自由に設定できます。



ブロックの種類

実行された時の動き
変数を作る場合に、クリックします。クリックすると名前の入力画面になり、名前を入力し実行すると、下の表の上の状態になります。
作成した変数の数値を取得します。変数を複数作った場合は、この部分に増えていきます。
左の□にチェックを入れると画面に表示されます。
※左は、名前を「得点」にした変数です。
指定した変数を、指定した数字にします。
指定した変数を、指定した数だけ変えます。
指定した変数を表示します。左の□にチェックを入れた状態となります。
指定した変数を非表示(隠す)にします。左の□のチェックを外した状態となります。
リストを作る場合に、クリックします。クリックすると名前の入力画面になり、名前を入力し実行すると、下の表の下の状態になります。
リストに入っている文字や数字を取得します。
※左は、名前を「ボックス」にしたリストです。
指定した文字を、指定したリストに入れます。リスト内の引出のような箱は、1から順番に番号が付けられ、追加する場合は最後尾に追加されます。
指定した番目の引出のような箱を削除します。削除されると、それより後の箱の番目は、前にずれます。
指定した文字を、指定したリストの指定した番目に追加します。追加された箱より後の番目は後ろにずれます。
指定したリストの指定した番目の箱の中身を、指定した文字に置き換えます。
指定したリストに入っている指定した番目の文字や数字を取得します。
リストの長さの(箱の数)を取得します。
条件のブロックで、指定したリストに指定した文字が含まれているという条件。
指定したリストを表示します。左の□にチェックを入れた状態となります。
指定したリストを非表示(隠す)にします。左の□のチェックを外した状態となります。


⑩ その他

新しいブロックを作ったり、拡張機能を追加します。


ブロックの種類

実行された時の動き
新しいブロックを作る。
拡張機能を追加する。

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